ジュビロ磐田の名波浩監督(46)が14日夜、静岡朝日テレビの番組「スポーツパラダイス」に出演した。J1参入プレーオフでJ2東京ヴェルディを退けてから約1週間。来季の監督続投も決まったばかりで、司会者から「本当にほっとしています」と振られると、「そうですね。気持ちはまだまだ、ふわふわしているんですけど」と心境を明かした。

プレーオフを含めた今季の戦いぶりを振り返った後、来季の静岡ダービーについて聞かれ、「今季は差をつけられた感じもある(清水エスパルス8位、磐田16位)。巻き返さないといけない。今後も長い間、ダービーをやっていかなきゃいけない」と決意を新たにした。

来季の外国人枠がJ1で3人から5人に増えることについては「各チームの補強は、外国人が増えてくる。センターラインは特に。我々も同じか、それとも違う選択をするのか、いろいろと模索したい」。戦術も話題になり、「縦のコンパクトネスとか、昨年より1・8メートル変わっただけ。この距離にこだわって、ラインコントロールをする。攻撃はもっと縦パスを入れて、よりシンプルにフィニッシュへ」と説明した。

来季の去就が未定のMF中村俊輔(40)に、チームとしてオファーを出していることを明かし、「後は彼が(ハンコを)押すか押さないか」と続けた。