注目の2年生エースFW西川潤擁する桐光学園(神奈川)は、西川にボールを集められず完封負けで初戦敗退した。

前半5分、10分と立ち上がりに2失点。鈴木勝大監督は「最初の10分は大事にやっていかなきゃいけない中で、10分以内に2失点してしまった。注意深くやったが、失点して出ばなをくじかれた」と、集中したい序盤で立て続けに失点したことを悔やんだ。

後半に入ると西川にもボールが渡るようになり、いくつか決定機も作った。8分、9分と立て続けにシュートを放ったが、これは相手DFに阻まれゴールならず。すると後半にも3失点を喫し、突き放された。ロスタイムには西川がヘディングシュートを放ったが、相手GK正面だった。

相手DF陣のマークもありボールに触れない時間帯が長かったが、西川は「それは試合前から分かっていたこと。ワンチャンスにかけていたところが個人的にもあった。立ち上がりの2失点で狂いがあった」と、それよりも序盤の失点を悔やんだ。左足の強烈なシュートも相手DF陣に読まれ、なかなか枠内に飛ばせず。「周りを生かすという選択肢も増やしていけたら良かった」と周囲との連携強化を課題に挙げた。

初めての選手権は初戦敗退。「悔しさしかない」と感想を述べ、「この悔しい思いを糧に練習に励んでいきたい」と前を向いた