サンフレッチェ広島が4連勝で首位に立った。下部組織出身GK大迫敬介(19)が好セーブを連発。クラブ新記録の5試合連続無失点に導いた。

開始7分で2点を先制。反撃に出たG大阪が1トップから2トップに布陣を変えてゴールへ迫ってきたが、あわてることがなかった。

前半35分、G大阪はMF遠藤の縦パスにFWアデミウソンが抜け出してシュートを放つも、大迫がキャッチ。同43分にはFWファン・ウィジョ、アデミウソン、MF倉田とつながれて崩されたが、再びセーブした。後半35分にもアデミウソンがニアサイドに打ったシュートを止めた。

今季から新守護神候補として台頭しているプロ2年目のU-20日本代表GKは「(決定機のセーブは)体が勝手に動いていた。気付いたら止めていた」とニッコリ。ここまで6試合で開幕戦の1失点のみに抑えている守備陣に対して「みんなが体を張ってくれているから止めやすくなる」と感謝した。前節までリーグ2位の6戦12得点を誇るG大阪の強力な攻撃陣を完封。「だんだんと自信がついてきた。自分のセーブで流れを変えることができる」と胸を張った。

チームは開幕6戦無敗。次節14日のアウェー神戸戦も無失点に抑えれば、J1全体で2位の清水(93年)と横浜F(95年)の6試合連続記録に24年ぶりに並ぶ。