J1ジュビロ磐田が今季リーグ戦ホーム初勝利を狙う。

ベガルタ仙台戦(ヤマハ、午後2時)を翌日に控えた17日は、磐田市内で完全非公開調整に励んだ。練習後、取材対応した名波浩監督(46)は「先制点が11試合で3点しかない。選手にも、前半からゴールに向かう姿勢を出して、その回数を増やしていこうと伝えた」と話した。

勝利へのポイントには「サイドの攻防」を挙げた。同位置は、DF小川大貴(27)とMF松本昌也(24)の先発が濃厚。指揮官は「相手の両サイドバックやサイドハーフに対応しながら、前に出て行く。その作業をどれぐらいできるか」と、分析。攻守でのフル回転に期待を寄せた。

現在チームは2勝3分け6敗で15位。名波監督が「ホームで勝てていないことが苦しんでいる原因」と語る状況の中、14位仙台から、流れを変える勝利をつかみたいところだ。同試合には「一斉観戦事業」として磐田市内の小学5、6年生約3200人も駆けつける。名波監督も「すごいこと。選手も(小学生の)ジュビロ愛が強いことは感じていると思う」。頼もしい大応援団の声援を背に、勝ち点3だけを目指す。【前田和哉】