日本サッカー協会は13日、都内で理事会を開き、西野朗氏(64)、岡田武史氏(62)の元日本代表監督2名と、元女子日本代表監督の佐々木則夫氏(61)の日本サッカー殿堂入りの特別選考による推薦を承認した。これで殿堂入りは80人と2チームとなった。令和初の掲額式典は9月10日に行われる。

西野氏は指導者として、96年アトランタ五輪では日本を率いてブラジルを破る「マイアミの奇跡」を起こした。G大阪などを率いJ1では監督として最多の通算270勝。18年W杯ロシア大会では直前に急きょ日本代表監督に就任し、ベスト16に導いた。

岡田氏は97年10月に日本代表コーチから監督に昇格し、悲願のW杯初出場(98年フランス大会)を成し遂げた。07年11月に病に倒れたオシム氏の後を受け日本代表監督に再登板し、10年W杯南アフリカ大会でベスト16。日本協会では副会長も務め、18年にシニアアドバイザーに就いた。

佐々木氏は、07年に日本女子代表なでしこジャパンの監督に就任。11年女子W杯ドイツ大会優勝、12年ロンドン五輪銀メダル、15年女子W杯カナダ大会準優勝と、女子サッカーの発展に貢献した。