J1ジュビロ磐田に新加入したオランダ人MFエベシリオ(27)が30日、チームの全体練習に合流した。

磐田市内での調整に参加。攻守の切り替えが早い4対4の練習など、約2時間の全メニューをハードにこなした。27日に、レッドスター(セルビア)からの加入が正式発表されたばかりの助っ人は「まだ足が重くて大変だったけど、みんなユーモアがあって雰囲気も非常に良かった」と笑顔で話した。

現在、チームはJ2自動降格圏の17位に低迷する。特に20試合で14得点と決定力不足が深刻の中、トップ下を本職とするエベシリオへの期待は高い。残り14試合での巻き返しに向け、1日でも早いチームへの順応も求められるが「コンディション自体は悪くない。練習を重ねて、しっかり日本の暑さ、Jリーグやジュビロのサッカーに慣れていきたい」と意欲を示した。

8月3日に迎える次節アウェー仙台戦(ユアスタ)での即デビューは厳しい状況だが、エベシリオは「100%の力を出して、チームの助けになれるようにやっていきたい」と決意を口にした。J1残留へ、期待の司令塔が新天地で1歩を踏み出した。【前田和哉】