J2アルビレックス新潟は31日、アウェーで首位・柏と対戦する。試合を翌日に控えた30日はクラブハウス隣接ピッチで練習し、敵地に乗り込んだ。

相手はリーグ最少失点(29試合19失点)の守備力を整備。14ゴールを挙げているFWレオナルド(22)が相手のゴールネットを揺らし、チームの4連敗を阻止する構えだ。

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通常練習が終わった直後だった。FWレオナルドがボールをゴール正面にセットした。雨中のPK練習だった。GKをつけて、右隅に3本蹴り込み、3連続で成功させた。前節24日のホーム金沢戦は2-3からのPKを止められている。1-2の場面では成功させたが、同じ左隅へのキックは読まれた。「左右両サイドに蹴れるように練習した。いい感触のまま、試合に臨む」。首位を食うために、不安を塗りつぶした。本番へ、スタンバイは完了した。

対戦する柏の1試合平均0・66失点はリーグ最少失点。J2得点ランク5位タイの14得点しているレオナルドは当然、ハードマークの対象になっているはずだ。しかし、予想されるマークを意に介さなかった。「自分のことを、もっと分析してくれていい。結果を残すためにやるだけ。J2の得点王になりたい」。ゴールは、3連敗中のチームの連敗脱出にも直結する。

もっとも、レオナルドは決してエゴイスティックなFWではない。いつも口にするのが「チームの勝利を第一に考える。勝利に貢献したい」だ。そのためにも前線からディフェンスに走り、ゴールにつなげるための最良のパスを選択する。そんなプレーをこなしながらも、勝利への近道はやはりレオナルドのゴールだ。「難しい状況を抜けるためにはサポーターの声援が欠かせない」。アウェーに駆けつけたサポーターに見せるゴール後のパフォーマンスは、すでにMFフランシス(29)、MFシルビーニョ(29)の3人で考えている。【涌井幹雄】