J1ベガルタ仙台FW長沢駿(31)が古巣から自身7試合ぶりのゴールを奪い、勝ち点3を呼び込む。

11月2日のアウェー神戸戦に向け、チームは31日に仙台市内で非公開練習(冒頭のみ公開)を行った。長沢は昨年8月にG大阪から神戸に期限付き移籍し、約半年間プレー。今季から完全移籍で仙台に加入した。「短い時間だったが素晴らしいチームメート、スタッフに恵まれた。自分のプレーをして頑張っている姿を見せたい」と古巣戦に臨む。

神戸はFWダビト・ビジャ(37)やMFアンドレス・イニエスタ(35)らの強力攻撃陣に注目が集まるが、リーグワースト3位の54失点と守備の不安定さも露呈する。仙台はアウェー2連勝中で勢いに乗っており、チームトップタイの6ゴールを挙げる長身ストライカーは「最近は惜しいシーンで終わることが多い。枠に1本出せれば結果はついてくると思うので、90分集中したい」とゴールの予感をにおわせる。

渡辺晋監督(46)は同じ勝ち点35で並ぶ一戦に向け、「(神戸は)間違いなく日本一のビッグクラブ。我々がいかに立ち向かうか、その姿をしっかり見せられるゲームをしたい」と語った。長沢の劇的ゴールで強豪に一泡吹かせる。【相沢孔志】