明大が10年ぶり3度目の優勝を飾った。桐蔭横浜大を延長戦で3-1と下し、総理大臣杯、関東大学リーグに続く3冠に輝いた。延長前半に先取点を奪われたが、3点を返しての逆転勝ちだった。最優秀選手には、決勝点を挙げた蓮川壮大(3年)が選ばれた。

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明大の闘争心に火がついた。延長前半2分に失点すると、目の色が変わった。失点から4分後に主将のFW佐藤亮(4年)が冷静にPKを決めて同点。続けて2分後、DF蓮川(3年)が左サイドから抜け出し勝ち越し点を奪う。さらに延長後半、MF森下がクロスボールを左足で合わせ、駄目押しの3点目を奪った。

佐藤亮は「最後に最高の試合ができた。マッチアップした(桐蔭横浜大の)真鍋選手と『おもしろいね』と試合中に話したほど。人生で一番楽しい試合になりました」。大会前日に右足首を捻挫。出場が不安視されたが、学生最後の大一番で120分間フル出場し、チームを優勝へと導いた。

来季のJリーグ内定者7人を抱える明大は、総理大臣杯、関東大学リーグに続く3冠。天皇杯東京都予選、総理大臣杯関東予選も併せれば“5冠”という無敵ぶりだった。

○…桐蔭横浜大の初出場初優勝の快挙はならなかった。明大の猛攻に耐えて、CKを起点に主将のDF真鍋のゴールで先取点を奪った。日本一も見えたが、終わってみれば1-3の完敗だった。真鍋は「一発取れて、いけると思った。この悔しい気持ちは後輩が次につなげてほしい」と話した。