J1清水エスパルスは14日、新体制発表記者会見を静岡市内で行った。オーストラリア出身のピーター・クラモフスキー新監督(41=前J1横浜ヘッドコーチ)らが出席。U-23アジア選手権に出場しているDF岡崎慎(21)を除く、新加入6選手も抱負を述べた。

指揮官は「クラブをチャンピオンにするために来ました」と日本語であいさつ。今季のスタイルについては「4-3-3で横浜に似たものになると思う。攻撃的で、アグレッシブに速いサッカーをしたい」と話した。昨季チーム最多14得点のFWドウグラス(32)が、J1神戸へ移籍。攻撃の核が流出し、現在もクラブは補強に動いている。同監督は「個人に頼ることはしない。ユニットで戦いたい」と力説した。

昨季はリーグワーストの69失点。守備の立て直しも重要課題だ。「ハングリーに奪い返す。自陣のゴールから、できるだけ離れた場所でボールつなぎたい」。攻撃の時間を増やすことで、ピンチを減らす考えを示した。

今季のクラブスローガンは「RE-FRAME」。再構築の意味だ。チームは15日に始動。新指揮官の下で新生清水が動き始める。【古地真隆】