コンサドーレ札幌DF田中駿汰(22)が波乱のルーキーイヤーも、前向きに歩んでいる。現在は札幌・宮の沢での自主トレに参加。オンライン取材で新型コロナウイルスの影響で中断中のJリーグについて「1年目からイレギュラーなかたち。再開した時にしっかり試合に出なきゃいけないなと思ってる。こういう状況でも焦らずしっかりやっていきたい」と心境を語った。

約2週間の自宅待機中は、パーソナルトレーナーによるオンライントレーニングで体の歪みやずれの矯正に着手した。「自分の体と向き合えるいい時間」。自主トレが解禁になると「久しぶりに芝生の上でボールを蹴って走って、ありがたい環境でやらせてもらっていたんだなって。そういう思いが芽生えました」と、感謝の思いがあふれ出た。

収束後の楽しみは、北海道観光。キャンプを終えた3月から本格的に札幌市内での生活を寮でスタートさせたが、すでに外出自粛が呼び掛けられており、まだ街中探索もできていない。「北海道は広いのでいろんな観光スポットに、行ける時に行きたい」と描く。東京オリンピック(五輪)代表候補は、「モチベーションを下げないように」と、淡々と準備を進めている。【保坂果那】