ヤマハ株式会社(本社・浜松市)は18日、J2ジュビロ磐田とJ1清水エスパルスの協力を得て、開発中のリモート応援システムの実証実験を13日に袋井市のエコパスタジアムで行ったと発表した。

このシステムの名称は、「Remote Cheerer powered by SoundUD(リモートチアラー パワード バイ サウンドユーディー)」。スマートフォンアプリなどからボタンをタップしたり、声を吹き込んだりするだけで、現場に声援を届けられる。声援は会場に設置されたスピーカーで拡声され、自宅にいながら、観客席にいるかのような感覚で応援できる。

今回は無観客試合を想定。計58台のスピーカーをスタジアム各所に設置し、磐田と清水のクラブオフィスなどから、スマートフォンを経由して、歓声や拍手、ブーイングなどの声援を送った。特定の応援団がタップ操作で応援歌を流し、それに合わせて参加者全員が手拍子を送った。

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ヤマハ株式会社クラウドビジネス推進部SoundUDグループの瀬戸優樹氏 無観客試合のみならず、客席を間引いた試合、大声を出せない試合、入院中の子供たちや子育てでご多忙の方、障がいをお持ちなどの理由から、会場に行くのが難しい場合など、さまざまなシチュエーションで声援を届けられるシステムとして、普及推進を進めています。