J1大分トリニータのFW知念慶(25)が30日、リーグ戦再開決定を受け、テレビ会議アプリ「Zoom」を通じて取材に応じた。

7月4日のJ1再開へ「あと1カ月ぐらい時間があるんで、しっかり1カ月で体を仕上げられるよう、戦術もしっかり頭に入れ、全員で共有できるようにしたい」と意気込んだ。

だが2月22日の開幕戦後、リーグ戦が中断した影響は大きい。現在のコンディションについて「キャンプ(1月24日~)の最初ぐらい」と言い、試合がなかったブランクの長さに「1カ月で戻るのかなという不安がある」と話した。

チームは、4月7日からの活動休止を経て5月19日からグループ分けで再始動した。そして同29日から初めて全員での全体練習に移行。この日からゲーム形式練習も加わったが「すぐに息が上がるしプレーの質が落ちている。集中していても簡単なミスをするし、ブランクを感じた」という。

「(ゲーム形式で)プレッシャーを受けると、判断が鈍っていると思った。試合勘を戻すことを一番に考え、試合中の判断をもっと上げていきたい」と現状を見据える。

予想される過密日程にも触れ「夏場の連戦は厳しい。個人的に夏場は苦手なので厳しいシーズンになると思う。けがしないように体のケアを心がけたい」。課題克服をカギに、リーグ戦でベストを尽くす。【菊川光一】