JFLいわきFCは13日、いわきFCフィールドで関東リーグのtonan前橋と約3カ月半ぶりの練習試合を行った。30分×3本を3-4で敗れたが、FW鈴木翔大(27=ソニー仙台)、MF谷村海那(22=花巻東-国士舘大)、FW岩渕弘人(22=遠野-仙台大)がゴールを決めるなど、新加入組がアピールした。

新型コロナウイルスの影響で、2月24日のJ2水戸ホーリーホック戦以来の対外試合。マスク着用など感染予防を条件に、約100人のサポーターも駆け付けた。ドローン映像によるライブ配信を初めて行うなど、再開を待ち望むサッカーファンへの期待にも応えようとした。雨の影響でパスが途中で止まるなど、テーマとしていたビルドアップ面での成果を披露できなかったが、試合後は温かい拍手が沸き起こった。田村雄三監督(37)は「皆さんの協力があって試合できたのはよかった」と1歩前進を喜んだ。

開幕は3月25日から7月18日となり、ホームアンドアウェーではなく1回戦総当たりで試合数は半減した。田村監督は「第2戦までも1カ月空くし、開幕戦にピークを持って行く」と残り1カ月での仕上げを目指す。【野上伸悟】