シュート職人のJ1仙台FW赤崎秀平(28)が、ゴールへの感覚を徐々に取り戻している。23日の練習後にオンライン取材に対応。

今季、川崎Fから加入し、2月末の開幕戦でスタメン出場した期待のストライカーが、リーグ再開初戦のアウェー湘南戦(7月4日)に向けて牙を研ぐ。

20日のJ2新潟との練習試合では1得点。「ゴールの形はヘディングだったが、いろんな形から取れるようにしたい」。新型コロナウイルスの影響で1カ月半、チーム活動が休止。開幕戦からは4カ月がたつ。「収穫はゴール」としながらもミドル、ロングシュートを打つ際は筋肉にかなり負荷がかかる状態という。

再開まで2週間を切った。試合勘やコンディション面を整えることに加え、目を慣らすことにも重点を置く。「止まったボールを蹴る部分では戻ってきたが、動くボールに対応するのが時間がかかる」。また長く実戦から離れたことで「現役中だけど1度目の引退をしたような感じだった」と振り返る。

開幕時はFW長沢、ゲデスがケガで離脱。それでも中断期間に両選手が復帰し、過去に2桁得点の実績があるFW西村も期限付きで加わった。赤崎は「開幕戦とは全く別のチームとしてベガルタは戦おうとしている」。タイプの違うFW6人がレギュラーを争う。持ち前のシュート技術を磨き、まずは味方との戦いに勝つ。【山田愛斗】