横浜FCは北海道コンサドーレ札幌に敗れ今季初勝利はお預けとなった。53歳のFWカズ(三浦知良)はベンチ外。MF中村俊輔(42)とMF松井大輔(39)は途中出場した。

FW一美和成がJ1初ゴールを決めた。0-1の前半16分、MF佐藤の縦パスを相手DFの間で受けると、素早くターンし相手GKと1対1に。相手GKを冷静にかわしネットを揺らした。一美は「中断期間中にコンディション整えてきたのが良かった。サッカーをしたい意欲がわいていて、結果として1点決められてよかった」と振り返った。

豪雨の被害が大きい熊本県・八代市出身。試合前、家族と連絡を取り「大丈夫」と言われ、安心してピッチに立つことができた。スタジアムの目の前の横浜市民病院では、窓ガラスに「おかえりなさい!Jリーグ 三ツ沢で心をひとつに」の文字が張り出されていた。一美は試合前にメッセージに気付いたという。「大変な時期でたくさんの医療関係社の人たちが頑張ってくれたと思う。それに対して自分たちがサッカーで感動与えることができるので。今日は試合には負けたけど次に勝てるようにプレーで貢献したいなと思います」と誓った。