鹿島アントラーズのMF遠藤康(32)が6日、練習後にオンライン取材に応じた。

リーグ再開初戦となった4日の川崎フロンターレ戦では、途中出場で攻撃の起点となる活躍を見せたが、チームは1-2で敗れた。ザーゴ監督を迎えて新しいサッカーを構築している今季は、初戦から中断を挟んで4連敗と、いまだ結果を出せずにいる。

遠藤は「今まで練習でやってきたことの3割、4割しか出せなかった」と試合を振り返り、「勝つのは大事だけど、それにとらわれると去年までのサッカーになってしまう。求められていることをやれば勝つんだよ、という自信をチーム全体で持つことが大事」と、ザーゴ監督のスタイルを貫くことをあらためて示した。

川崎F戦後のロッカーでは暗い雰囲気はなく、「みんな『もっとできる』という感じだった」という。「結果は負けてしまったけれど、サッカーはそこがいちばん難しい。でも進んでいる道は間違っていないと思うし、自信をもってやるだけ」と、8日の北海道コンサドーレ札幌戦(カシマ)に向けて継続を強調した。