東京オリンピック(五輪)世代となる浦和レッズDF橋岡大樹(21)が、同世代の「日豪同盟」に手ごたえを口にした。

来年7月21日の東京五輪サッカー競技開幕日が約1年後に迫る19日、さいたま市内での練習後にオンラインで報道陣に対応。今季リーグ再開後、最終ラインで組むことが多くなったオーストラリア五輪代表主将のDFトーマス・デン(23)との連係面の良さを強調した。

再開後、橋岡が右サイドバック、デンが右センターバックに入る布陣が多い。「彼がものすごくカバリング能力に優れていて足も速い。球際も強くいくところも魅力」と刺激を受けているとした橋岡は「ボクが強く前に行きたい時、後ろがトーマス選手だと安心できる。後ろを気にせず前に出られる」とお互いにレベルアップできる関係にあることを口にした。

お互い英語でコミュニケーションを取っており、試合の振り返りや改善点を語り合う間柄だという。橋岡は「同世代としても話しやすい関係」と触発されており、攻撃参加についても「常に(ゴールを)狙っています」とキッパリ。約1年後に迫る東京五輪へのアピールは当面、Jリーグでの活躍が軸となるため「できることをやる。それだけ。1つ1つ目の前の試合をやっていくことで結果がみえて代表に呼ばれて五輪が入ってくる」と着実な成長を望んだ。

18日のアウェー東京戦で今季初黒星を喫した。橋岡は「さらに『もっとやらないといけない』とみんなが引き締まった。優勝を狙っていく中でみんなが一丸となってできている」と気持ちを切り替えていた。【藤中栄二】