J1ガンバ大阪からJ2ジュビロ磐田に期限付き移籍で加入したMF遠藤保仁(40)が、10日のアウェー松本山雅FC戦(サンアル、午後2時)でデビューする可能性が高まった。

8日は磐田市内で午前練習を実施。練習後、鈴木政一監督(65)がオンラインで取材に応じ、次戦でのベンチ入りを明言した。

この日までに行うJリーグへの選手登録が順調に終わった上で「(松本戦には)連れていきます」と話した。

遠藤は6日からチームに合流。鈴木監督は「コンディションは問題ない」と言い切る。練習でも精度の高いプレーで「違い」を見せているようで、他選手との連係を深めている段階だ。先発起用については明言しなかったものの、スタメンに名を連ねる可能性は十分ある。

鈴木監督は「キックの質も高い」とセットプレーのキッカーも任せる方針だ。チームは現在7戦勝ちなし(3分け4敗)。8戦ぶりの勝利と上位浮上へ、頼もしい戦力が加わった。「(遠藤から)パスは出てくるし、攻撃のバリエーションも増える。多くのチャンスメークをしてもらえれば」と指揮官。「磐田の遠藤」にかかる期待は大きい。【神谷亮磨】