ガンバ大阪の宮本恒靖監督(43)は17日、地元公立高校の野球部にエールを送った。

G大阪の本拠地パナソニックスタジアム吹田や練習場から数百メートルの距離にある大阪府立山田は、来春のセンバツ高校野球での甲子園出場を目指し、大阪3位校として秋季近畿地区大会に臨む。

競技は違うが、宮本監督も高校は同じ大阪府立の生野。所属はサッカー部ではなくG大阪ユースだったが、サッカーも野球も大阪では、私立が圧倒的に強いことは熟知している。

この日の練習後、オンライン取材に応じた宮本監督は「(山田とは今まで)交流はなかったが、私立の学校が、たくさんのエネルギーをかけてスポーツをやっているのは分かっています。そこに公立が勝つには、才能のある選手が集まらないといけないし、1人のスポーツファンとしてドラマを期待しています」と、甲子園出場へエールを送った。

山田は10月の大阪府予選3位決定戦で私立の強豪・履正社を破る大金星を挙げ、秋季近畿地区大会出場を決めていた。

G大阪は前節横浜Fマリノス戦で引き分けたため、連勝は6でストップした。18日は敵地で大分トリニータ戦に臨む。13勝3分け6敗で5位のG大阪は、勝てばさらに上位へ浮上する可能性がある。甲子園を目指す山田も、18日に秋季近畿地区大会1回戦で龍谷大平安(京都)との試合がある。【横田和幸】