横浜FCの下平隆宏監督(48)が、ホームのニッパツ三ツ沢球技場でハーフタイムの水まきを要望した。22日、24日のアウェーでのコンサドーレ札幌戦に向けオンライン会見に応じ、劇的勝利を収めた前節のFC東京戦で、後半にボールの走りが悪くなったことに言及した。

「三ツ沢は、施設の都合でウオーミングアップ前しか水がまけない。後半だと渇いてきて。最近はデーゲームで、後半になると芝が渇いてボールが走らなくなる。選手からも要望が入っている。僕もアプローチはしているんですけど」とホームの利を生かせていない状況を説明した。

ニッパツのJリーグでは、横浜FC以外にも横浜F・マリノス、J3のY.S.C.C.横浜がホームとしており、なでしこリーグ、ユースの試合なども組まれている。芝の管理の問題で、ハーフタイムには水をまかないという。もちろん、技術でその状況を打破する必要はあるが、下平監督は「芝を管理されている方の気持ちも分かります。でも、我々のスタイルからしたらまいてほしい」と強い要望を口にした。

前節負傷退場したFW一美は既に復帰しているが、MF松浦は筋肉系のトラブルで長期離脱の可能性もある。次節は勝ち点が同じ札幌との試合。7月のリーグ再開初戦では惜敗している。指揮官は「僕らも成長していますし、同じ勝ち点なので勝てるように準備をしたい」と話した。