J1は10月24、25日に7試合が行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績


北海道コンサドーレ札幌 – 横浜FC

・札幌は直近3試合で2勝(1敗)。それ以前の18試合で記録した勝利数と等しい(2勝6分10敗)。また、この2勝はいずれもホームで記録したもの。

・札幌はホームでの神奈川県のクラブとの直近9試合で6勝(3敗)。同対戦では、それ以前に11試合連続で勝利がなかった(3分8敗)。

・札幌は昇格クラブとの直近4試合で3敗(1勝)。同対戦ではそれ以前の13試合で2敗しかしていなかった(7勝4分)。

・横浜FCは前節FC東京戦(1-0)を含め、現在2試合連続無失点(1勝1分)。これまでのクラブ史上、J1で3試合連続クリーンシートを記録したことはない。

・横浜FCは今季、総得点に占める試合時間前半の得点割合がリーグで最も大きい(64%:18/28得点)。対する札幌は、同時間帯の失点数が今季リーグワースト3位(20失点)。

・横浜FCはドリブル成功率が今季リーグベスト(58.7%:186/317)。対する札幌は、ドリブル成功数が今季リーグ2位(51.9%:202/389)。

・札幌は2勝を挙げている直近3試合での1試合平均被シュート数が9本(計28本)。今季それ以前の21試合では、同項目が13本だった(計277本)。

・福森晃斗は前節鹿島戦で、2017年以降では1試合で自身2番目に多い6本のラストパスを記録。同選手は9月以降、オープンプレーからのクロスを30本以上記録した選手の中では同成功率がリーグベスト(33.3%:11/33本)。


鹿島アントラーズ – サンフレッチェ広島

・鹿島は広島戦で現在5試合連続未勝利(2分3敗)。今カードではそれ以前に5連勝を記録し、8試合連続無敗だった(7勝1分)。

・鹿島はホームでの直近9試合でわずか1敗(5勝3分)。この間、無得点に終わったのは1試合のみ(1試合平均1.9得点)。

・広島はアウェイ戦で現在の2連勝を含め、3試合連続無敗(2勝1分)。今節でも勝利を挙げると、敵地では2019年4月以来となる3連勝を記録する。

・鹿島は土曜日開催の直近9試合で8勝(1敗)。この間、勝利を挙げた全ての試合で複数得点を記録(1試合平均2.6得点)。一方広島も、同曜日に現在5試合連続無敗(3勝2分)。この間、勝利を挙げた全ての試合で複数得点を記録している(1試合平均2得点)。

・鹿島は今季、総失点に占めるセットプレーからの失点割合がリーグで最も大きい(36%:12/33失点)。対する広島が記録した直近6得点のうち、4点はセットプレーからのもの(コーナーキック:2点、直接FK:1点、FK:1点)。

・広島は今季、タックル数がリーグ最少(271)。対する鹿島は、今季タックル成功数がリーグ最多であり、同成功率もリーグベスト(70%:259/370)。

・鹿島は9月以降、ドリブル成功率がリーグベスト(60.3%:82/136)。対する広島は、同期間の同項目がリーグワースト(34.2%:39/114)。

・レアンドロ・ペレイラは鹿島との今季前回対戦で、広島が挙げた3得点すべてに直接関与した(1得点、2アシスト)。同選手は今季、55本以上のシュートを放った選手の中で、枠内シュート率がリーグベスト(58.3%:35/60本)。

※枠内シュート率はブロックされたシュートを除いた数値


名古屋グランパス – ベガルタ仙台

・名古屋は仙台戦直近5試合でわずか1勝(1分3敗)。また、ホームでの今カード直近8試合でもわずか1勝(2分5敗)。

・名古屋は現在、今季チーム初となる2試合連続複数失点を喫して、初の連敗中。この2試合では1試合平均19本の被シュートを記録(計38本)。無失点を続けていたそれ以前の1試合平均被シュート数は6本だった(計18本)。

・名古屋はホーム戦で現在5連勝中。今節でも勝利を挙げると、同一シーズン内では1995年9月以来となる本拠地での6連勝を記録する(当時9連勝)。

・仙台は現在、同一シーズン内では2010年8月以来となる13試合連続未勝利(4分9敗:当時14試合連続)。また、直近20試合でもわずか1勝(6分13敗)。

・名古屋は今季、先制点を挙げたホーム戦で全勝(6試合)。対する仙台は、今季先制点を喫した試合で1度も勝利を挙げていない(13試合:3分10敗)。

・仙台は今季、被ファウル数がリーグ最少(186)。対する名古屋は、同項目が今季リーグで3番目に多い(304)。

・仙台は今季、決定率がリーグワースト(7.7%)。同チームは昨季も同項目がリーグワースト3位だった(8.2%)。

・前田直輝は名古屋が仙台戦で挙げた直近4得点のすべてに直接関与(1得点、3アシスト)。出場した同クラブとの対戦直近6試合のうち、4試合で得点もしくはアシストを記録している(2得点、3アシスト)。


ガンバ大阪 – 柏レイソル

・G大阪対柏の通算45試合では、G大阪が18勝3分24敗と負け越している。今カードの直近13試合ではわずか2勝(2分9敗)。それ以前の今対戦12試合では10勝を挙げていた(2敗)。

・柏はアウェイのG大阪戦直近6試合で4勝(1分1敗)。それ以前の敵地での今カード12試合ではわずか2勝だった(10敗)。

・G大阪は現在8試合連続無敗(7勝1分)。この8試合では1度も複数失点を喫していない(計4失点)。同クラブが最後に9試合連続無敗を記録したのは2018年9月~11月(当時9連勝)。

・柏は直近のアウェイ戦では今季ワーストタイの3失点を喫して敗戦(2-3:第23節湘南戦)。同クラブが最後に敵地で2試合連続複数失点を喫したのは2018年9月。

・G大阪は現在の8試合連続無敗が始まった9月19日の札幌戦以降、リーグベストの被決定率を記録(3.5%:4失点/113被シュート)。それ以前の8試合での同率は11.2%だった(14失点/125被シュート)。

・柏は今季ヘディングによる得点数がリーグ最多(13得点)。一方のG大阪が喫した直近8失点の内、5失点はヘディングによるもの(オウンゴールは除く)。

・宇佐美貴史は現在2試合連続で得点に直接関与している(1ゴール、1アシスト)。同選手は今季シュート関与数がチーム最多(115本:シュート59本、ラストパス56本)。所属クラブの総シュートに対する関与の割合としては今季リーグ2位(35.5%:115/324本)。

・江坂任は出場したG大阪戦では、現在3試合連続で得点に直接関与している(4ゴール、1アシスト)。今季前回対戦では2得点を挙げており、これらはいずれもヘディングによるもの。


浦和レッズ – セレッソ大阪

・浦和対C大阪の通算39試合では、浦和が15勝6分18敗と負け越している。今カードでは現在2連敗を含む、直近6試合でわずか1勝(1分4敗)。今節敗れると、今対戦では2005年以来のシーズンダブルを喫することになる。

・C大阪は現在2連勝中。この2試合で許した失点は1点のみ。それ以前の5試合では4敗(1勝)しており、この内の4試合で複数失点を喫していた(1試合平均2失点)。

・浦和は現在3試合連続無敗(2勝1分)。同クラブはこの内の2試合で無失点に抑えており、それ以前の17試合で記録したクリーンシート数と同じ。

・C大阪はアウェイ戦直近3試合では2敗(1勝)。直近の敵地での試合となった名古屋戦では敗戦(0-1:第21節)。今節敗れると、同地では2017年9月以来の連敗となる。

・浦和は今季ホームで無得点に終わった試合数がリーグワースト2位(6試合)。同クラブが同一シーズン内の本拠地で7試合以上無得点に終わったのは過去2度のみ(1993年:9試合、1994年:7試合)。

・C大阪は今季被決定率がリーグ2位(7.7%:25失点/324被シュート)。同クラブの直近3試合での被決定率は5.9%(2/34)。それ以前の4試合での同率は19.6%だった(9/46)。

・興梠慎三は2017年以降に出場したC大阪戦7試合で4得点。同期間に挙げた得点数としては、仙台戦(10点)、清水戦(8点)に次いで多い記録。

・奥埜博亮はC大阪が挙げた直近6得点の内、4点に直接関与している(3ゴール、1アシスト)。同選手は今季9得点(7ゴール、2アシスト)に直接関与しており、これは2015年以降では自身最多タイの記録。


FC東京 – 横浜F・マリノス

・FC東京対横浜FMの通算39試合では、FC東京が18勝8分13敗と勝ち越している。今カードの直近5試合では4勝(1敗)を挙げており、ホームでの今対戦では現在2試合連続で4得点以上を挙げての2連勝中。

・横浜FMは直近6試合でわずか2勝(2分2敗)。この6試合の内、3得点以上を挙げたのは1試合のみ(1試合平均1.8得点)。同クラブはそれ以前の11試合の内、8試合で3得点以上を記録していた(1試合平均2.6得点)。

・FC東京は直近3試合で2敗(1勝)。それ以前の10試合で喫した敗戦数と同じ(7勝1分2敗)。同クラブは今節敗れると、今季初の連敗となる。

・横浜FMはアウェイでは現在8試合連続で失点中(3勝2分3敗:1試合平均2失点)。同クラブが最後に敵地で9試合連続失点を喫したのは2008年3月~8月(当時12試合連続)。

・FC東京が直近3試合で決定機を演出した回数は2回のみ(同状況から1得点)。それ以前の6試合では8回の決定機を演出し、同状況から5得点を挙げていた。

・横浜FMは今季、先制点を挙げた試合での敗戦数及び同状況から失った勝ち点がリーグワースト(-20ポイント:9勝1分6敗)。一方のFC東京は先制点を許した状況から獲得した勝ち点が今季リーグで2番目に多い(13ポイント:3勝4分6敗)。

・ディエゴ・オリヴェイラは出場した横浜FM戦では現在2試合連続で得点中(3点)。同選手がFC東京に加入した2018年以降では自身最多タイの得点を挙げている相手(計4点)。

・マルコス・ジュニオールは今季チーム最多タイの11得点を記録。しかし、同選手は現在、J1では自身ワーストの出場した5試合連続で無得点に終わっている。


サガン鳥栖 – 湘南ベルマーレ

・両クラブは今週水曜に続き、2試合連続の対戦。鳥栖対湘南の通算11試合では、鳥栖が3勝4分4敗と負け越している。ホームでは同地での初対戦で勝利して以降、現在の3連敗も含め、4試合連続未勝利(1分)。

・鳥栖は現在、今季開幕7試合以来となる7試合連続未勝利(3分4敗)。この間の1試合平均得点は0.4点(3得点)。ホーム戦でも現在の2試合連続無得点を含む、3連敗中。

・湘南は現在2試合連続無敗(1勝1分)。今節も引き分け以上だと、今季チーム最長タイとなる3試合連続無敗。

・湘南はアウェイ戦では現在3連敗中。今季の敵地での敗戦数はリーグワーストの9敗(1勝1分)。同地で無失点に抑えた試合もリーグ最少タイの1試合。

・水曜日の湘南戦で0-0の引き分けに終わった鳥栖は、今季スコアレスドローの試合数がリーグワーストの3回。今季無得点に終わった試合数(11)はリーグワースト2位で、もっとも多いのは湘南(12)。

・湘南の今季敵陣パス成功率はリーグワーストの68.7%。ラストパス数(142)とシュート数も今季リーグ最小の192本。

・今季チーム得点王の林大地は、今シーズン途中出場から4得点を記録している。2015年以降の、鳥栖の途中出場選手によるとシーズン得点数としてはチーム最多。

・今季チーム最多の6得点を記録している石原直樹は、あと1得点を決めると、2015年以降の湘南の選手によるシーズン最多得点数に並ぶ(2015年の高山薫、2018年の菊池俊介が各季7ゴール)。