J1第25節は10月31日に7試合が行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。※ファクト内の数字はJ1での成績

ベガルタ仙台 – サンフレッチェ広島

・仙台対広島の通算23試合では、仙台が6勝6分11敗と負け越している。今対戦では現在2試合連続未勝利(1分1敗)。ホームでの同カード直近4試合では黒星と白星を交互に繰り返している(昨年の同地では2-1の勝利)。

・仙台は現在、ホームでは降格した2003年と並んでクラブ史上ワーストタイの11試合連続未勝利(4分7敗)。本拠地での直近5試合のうち4試合で3失点以上を喫している。

・広島は現在5試合連続で勝利と敗戦を交互に繰り返している(3勝2敗)。直近の試合となった横浜FM戦では3-1で勝利。この5試合のうち勝利した3試合では複数得点を記録し、敗れた2試合では無得点に終わっている。

・広島はアウェイ戦直近4試合でわずか1敗(2勝1分)。しかし、この敗戦は直近の敵地での試合で喫したもの(0-1:第24節鹿島戦)。今節敗れると、同地では8月以来今季2度目の連敗となる。

・仙台は直近の試合となった神戸戦で5試合ぶりの得点を記録(2-3:敗戦)。この試合で記録した枠内シュートは3本(シュート7本)。それ以前の無得点に終わっていた4試合で放った合計の枠内シュート数と同じ(合計:枠内3/シュート30本)。

・広島は今季先制点を許した試合数がリーグで3番目に少ない(8試合)。しかし、この8試合では全敗しており、今季同状況から勝ち点を獲得できていないのは広島と湘南(12試合)のみ。

・アレクサンドレ・ゲデスは今季チーム最多の5得点を記録。しかし、同選手は出場した試合では現在5試合連続無得点であり、この間に放った枠内シュートはわずか1本。それ以前の3試合では枠内シュート5本で3得点を挙げていた。

・柏好文は2015年以降の仙台戦では5点に直接関与している(3ゴール、2アシスト)。同期間に直接関与した得点数としては清水戦(6点:3ゴール、3アシスト)に次いで多い相手。


大分トリニータ – 浦和レッズ

・大分対浦和の通算19試合では、大分が7勝3分9敗と負け越している。今対戦直近4試合では2勝2敗の五分。しかし、ホームでの同カードでは現在7試合連続無敗(5勝2分)。

・大分は現在3試合連続未勝利(1分2敗)。この間敗れた2試合では無得点。これ以前の8試合で記録した敗戦数と同じ(5勝1分)。

・浦和は現在、今季開幕4試合以来となる4試合連続無敗(3勝1分)。現在2試合連続3ゴール以上で、この間記録した9ゴールは、これ以前の8試合(8ゴール)で記録した得点数を上回る。

・浦和はアウェイ戦では現在4試合連続無敗(3勝1分)。前回敵地で5試合連続無敗を記録したのは2019年4月(4勝1分)。今季敵地で7勝を挙げているレッズは、今節勝利すると2016年シーズン以来となる、アウェイでのシーズン勝利数8勝以上(同季は12勝)。

・大分は今季得点者が全員日本人選手。今季リーグ全体では横浜FCと並び2チームだけ。一方今季浦和の、得点者の国籍数はリーグ最多タイの4ヵ国。

・浦和のアウェイ戦直近4試合の平均ポゼッションは40.4%。今季敵地で勝利している7試合の平均ポゼッションは41%で、同地で敗れた3試合の平均ポゼッションは53%。

・田中達也が、今季枠内シュート率100%を記録した試合数はリーグ最多タイの10試合。ホーム戦で同率を記録した試合数もリーグ最多タイの7。

・興梠慎三の今季枠内シュート率は65%(13/20)。2015年以降の各シーズンで、同率が55%以下を記録したことは1度もなく、2015年以降200本以上シュートを記録している選手では同率トップの60%を記録している(168/280)。


湘南ベルマーレ – 横浜FC

・湘南が横浜FCとJ1で対戦したのは今季が初。8月に行われた前回対戦ではベルマーレが2-4で敗れている。昇格組との直近8試合では1勝(3分4敗)。しかし、この唯一の白星は同前回対戦の柏戦(3-2)。

・湘南は現在今季最長タイとなる3試合連続無敗(1勝2分)。ホーム戦でも現在2試合連続無敗(1勝1分)で、今節引き分け以上だと同地では2018年11月以来となる3試合以上連続無敗(当時6試合:1勝5分)。

・横浜FCは直近3試合の成績が五分(1勝1分1敗)。前節札幌戦で3失点を喫して敗れるまでは、J1ではチーム最長タイとなる2試合連続無失点を記録していた。

・横浜FCはアウェイ戦では現在今季ワーストの2試合連続無得点。同地直近5試合では3失点の後無失点を2回繰り返した後、前回の札幌戦では再び3失点。

・湘南は今季先制点を奪われた試合数及び敗戦率がリーグワースト(12試合12敗、敗戦率は広島の8戦全敗と並ぶ)。今季先制した試合で失った勝ち点数もリーグワースト2位(18ポイント)。

・横浜FCは今季敵地での敵陣PA外からの得点率がリーグ最多27%(4/15)。敵地で得点を記録した直近全3試合では同エリアから得点を決めている。

・谷晃生は自身J1デビューを飾った今年7月22日以降のセーブ数がリーグ最多タイ(69本)。被枠内シュート数もこの間ではリーグ2位の98本で、セーブ率は70.4%。

・今季得点を記録しているU-23(1997年1月以降生まれ)の選手数がもっとも多いのは横浜FCの6人。このうち松尾佑介(7)、一美和成と斉藤光毅(各3点)は、チームの約半数(46.4:13/28)の得点を記録している。


柏レイソル – 清水エスパルス

・柏対清水の通算45試合では、柏が23勝4分18敗と勝ち越している。しかし、今カードの直近9試合では、互いに4勝ずつを挙げている(1分)。

・柏は直近のFC東京戦で、4試合ぶりとなる勝利を挙げた(10月28日:3-1)。また、現在は同一シーズン内で2013年12月以来となる13試合連続得点を記録している(1試合平均:1.9得点)。

・柏はホーム戦直近5試合でわずか1敗(2勝2分)。しかし、本拠地での直近23試合で無失点に抑えたのはわずか1試合のみ(1試合平均:1.9失点)。

・清水は現在、今季3度目の6試合連続未勝利(1分5敗)。また、直近15試合でもわずか1勝しか挙げていない(2分12敗)。

・清水はアウェイ戦直近15試合でわずか1勝(3分11敗)。また、この間で複数得点を挙げたのもわずか1試合のみ(1試合平均:0.8得点)。

・柏は今季、クロスからの得点数がリーグ最多タイ(13得点:川崎と並び)。対する清水は、今季同得点がリーグで2番目に多い(12得点)。

・クリスティアーノは直近のFC東京戦で、2018年8月の長崎戦以来となる2得点を記録。また、同選手は出場した清水戦直近5試合のうち、4試合で得点を挙げている(計5得点)。対チーム別では、2017年以降で最も多く得点を記録している相手(4得点)。

・西澤健太は今季、セットプレーからのラストパスがリーグ最多(29)。また、同選手はヴァウドに対して、同一選手に対しては今季リーグ最多のクロスを記録している(11)。


鹿島アントラーズ – 名古屋グランパス

・鹿島対名古屋の通算59試合では、鹿島が35勝3分21敗と勝ち越している。鹿島にとって名古屋は、最も多くの勝利と得点(115)を挙げている相手。

・鹿島は名古屋戦直近8試合で7勝(1敗)。また、ホームでの今カードでは現在、4連勝中であり、同通算29試合のすべてで得点を挙げている(1試合平均:2.2得点)。

・鹿島は直近5試合で4勝(1敗)。また、ホームでの直近10試合でもわずか1敗しかしていない(6勝3分)。本拠地ではそれ以前に3連敗を喫していた。

・名古屋はアウェイ戦直近6試合で5敗(1勝)。また、関東でのアウェイ戦直近32試合ではわずか4勝しか挙げていない(7分21敗:勝率12.5%)。

・鹿島は今季、総失点に占める試合時間前半での失点割合がリーグで最も大きい(52%:17/33失点)。対する名古屋は、総得点に占める同時間帯の割合が今季リーグで2番目に大きい(57%:21/37得点)。

・鹿島は今季、空中戦回数がリーグ最多であり、同勝率がリーグベスト(54.5%:488/896)。対する名古屋は、同勝率が今季リーグワースト3位(45.1%:316/701)。

・土居聖真は出場した名古屋戦直近7試合のうち、5試合で得点に直接関与。同選手にとって名古屋は、2015年以降で最も多く得点に直接関与している相手(6点:3得点、3アシスト)。

・米本拓司は9月以降、タックル数がリーグ最多であり、同期間に28回以上のタックルを記録した選手の中では同成功率がリーグベスト(70.6%:24/34回)。また、オ・ジェソクは同期間のタックル数がリーグで3番目に多い(60.7%:17/28回)。


川崎フロンターレ – FC東京

・川崎対FC東京の通算31試合では、川崎が14勝7分10敗と勝ち越している。川崎はFC東京戦で現在、4試合連続無失点で負けていない(3勝1分)。

・川崎は現在、1997年以降では同一シーズン内でリーグ記録となる11連勝中。また、現在はホーム戦でも、同期間で同リーグ記録となる11連勝中。

・FC東京は現在、2018年8月以来となる3連敗中。今節でも敗れると、2013年4月以来の4連敗を記録する。

・FC東京はアウェイ戦直近4試合で2敗(2勝)。敵地ではそれ以前の14試合で1敗しかしていなかった(8勝5分)。

・川崎は今季、クロスからの得点数がリーグ最多タイ(13得点:柏と並び)。対するFC東京は、同失点が今季リーグ最少タイ(3失点:名古屋と並び)。

・川崎は今季先制点を挙げた試合数がリーグ最多であり、同試合で失った勝点がリーグ最少タイ(-2:18試合-17勝1分)。対するFC東京は、先制点を喫した試合で獲得した勝点が今季リーグ2位(13:15試合-3勝4分8敗)。

・FC東京は3連敗している現在、わずか1得点しか挙げていない。この間、1試合平均のシュート数がリーグ最多(19.3本)。今季それ以前は、同シュート数が12.9本だった。

・三笘薫は今季3得点以上を挙げた選手の中では、決定率がリーグベスト(42.3%:11得点/26本)。また、J1の2015年以降でも、シーズン7得点以上を挙げた選手の中では同ベスト。


ガンバ大阪 – 北海道コンサドーレ札幌

・G大阪対札幌の通算17試合では、G大阪が8勝4分5敗と勝ち越している。今対戦では現在2連勝中。今カード直近6試合では2連敗の後に、2試合連続ドロー、2連勝と続いている。また、今対戦では現在3試合連続無失点。

・G大阪は現在9試合連続無敗(8勝1分)。今節引き分け以上だと、同一シーズン内ではクラブ史上3番目に長い10試合連続無敗となる(13試合連続:2007年4月~8月、11試合連続:2011年7月~9月)。

・札幌は現在2試合連続無失点での2連勝中。同クラブが最後に3連勝を記録したのは2019年5月(当時4連勝)。また、今節クリーンシートで勝利すると、クラブ史上初の無失点での3連勝となる。

・札幌はアウェイでは現在2連敗中。この2試合では無得点であり、いずれも3失点以上を許している。同クラブが最後に敵地で3試合連続無得点に終わったのは2017年5月~6月。また、同地で最後に3試合連続3失点以上を喫したのは2012年10月~12月。

・G大阪は今季、総得点に対するペナルティエリア外からの得点の割合がリーグで2番目に高い(22.9%:8/35点)。一方の札幌は同エリア外からの失点数が今季リーグワースト2位タイ(8失点)。

・札幌は無失点を記録している直近2試合での被枠内シュート数は3本のみ(1試合平均1.5本)。それ以前の4試合では11失点を喫しており、この間の1試合平均の被枠内シュート数は6.3本(計25本)。

・渡邉千真は出場した札幌戦では現在3試合連続で得点を記録(4点)。同選手が2017年以降に対戦した中では最も得点を挙げている相手(4点/5試合)。

・金子拓郎は10月以降の5試合ではチーム最多の4点に直接関与(3ゴール、1アシスト)。同期間に放った3本の枠内シュートはすべて得点に繋がっている。