柏レイソルがFWオルンガの1得点1アシストでベガルタ仙台に快勝し、8位に浮上した。

同試合は当初、11月3日に予定されていたが、柏で新型コロナウイルスの集団感染が明らかになり延期になっていた。

前半21分、FWクリスティアーノがオルンガの縦パスに抜け出し右足でネットを揺らし先制。クリスティアーノは柏在籍のJリーグ通算66得点目となり、FW工藤壮人に並びクラブ最多得点となった。後半15分、オルンガが右CKからポストにはね返ったボールを右足で押し込み今季26得点目を決め、勝利を決定づけた。

前節鹿島アントラーズ戦に続き、5バックでしっかり守り、カウンターで得点を狙い2連勝。ネルシーニョ監督は「今日のゲームは非常に落ち着いていいテンポで自分たちのペースで運べた。選手1人1人がしっかりした役割をこなした。チームとしての役割分担がうまく機能したゲームだった」と選手を称えた。

新型コロナウイルスの集団感染で2週間の活動休止となり、2試合が延期になった影響で、19日の最終節まで5試合を残している。次節は3位の名古屋グランパス戦。目標の3位以内も狙える位置にいるだけに、落とせない一戦だ。指揮官は「次の名古屋戦は非常に重要な直接対決。勝ち点6の価値がある。しっかり勝ち点を50まで持っていって、残り5試合、1試合1試合やるべきことをやって勝利を積んでいきたい」と意欲を示した。