近畿大学(大阪・東大阪市)は2日、大阪市内で会見を開き、サッカー部員の大麻使用問題で調査の報告及び、処分を発表した。

昨年10月の事実公表時点で5人の使用が確認されていたが、その後の調査で使用したという部員が3人増えて8人となり、関与が疑われる部員も1人。またサッカー部以外で、使用した学生が1人、関与が疑われた学生が2人いた。処分対象は合計12人となった。

大学はすでにサッカー部に無期限活動停止処分を科しているが、個々の処分は部員が退学1人、停学7人、厳重注意1人、部以外の学生が停学1人、厳重注意2人。また部指導者は監督に退任勧告を行い、部長、コーチ2人をけん責とした。

近大は14年度に総志願者数が14万人を超え、首都圏以外で初の志願者日本一になったマンモス大。サッカー部は72年創部で関西学生リーグ1部に所属しているが、昨年のリーグ戦は11戦中、問題発覚後の8戦は出場を辞退した。1分け10敗(8不戦敗含む)で最下位12位に終わった。