J1清水エスパルスのオフィシャルショップ「エスパルスドリームハウス清水」が、19日から「S-PULSE STORE」(静岡市清水区)として改装リニューアルオープンする。報道関係者に向けてプレオープンが18日、行われた。山室晋也社長(61)は「多くのサポーターに、グッズを通じて感動や楽しさを味わっていただきたい」と希望した。

リニューアルの目玉は圧着機の導入だ。ユニホームやマスク、トートバッグなどの商品に、お気に入りの選手の名前や背番号を熱で貼り付けるカスタムサービスを店内で受けられる。仮に選手の背番号入りユニホームの在庫がない場合でも、圧着機を使用することで、すぐさま商品を用意できる。店舗の運営担当者は「販売機会の消失をなくすことができる」と説明した。

店舗外装は、クラブのシンボルカラーのエスパルスオレンジとディープシーブルーで統一された。売り場面積も従来と比べて約1・25倍に拡大され、商品の陳列方法も刷新。買い物がしやすい店内のレイアウトへ改装された。店舗での売り上げは、前年の約1・5倍となる年間5000万円を目指す。

クラブは、グッズの企画製造、販売を行うファナティクス・ジャパン(東京都港区)と、今季から10年間の戦略的マーチャンダイジングパートナーシップ契約を結んだ。同社が清水のクラブグッズを管理するほか、実店舗やオフィシャルオンラインストアを包括的に運営していく。川名正憲代表は「待ち望んだオープンに向け、急ピッチで準備を進めてきた。何度も足を運んでいただける店作りを最も意識していく」と話した。

定休日は毎週月曜日(祝日の場合は営業)で、営業時間は午前11時~午後7時。オープン記念として、19~21日までの購入者全員にクラブステッカーがプレゼントされる。【古地真隆】