川崎フロンターレは1-0で柏レイソルに競り勝ち、流れの悪い試合をモノにした。

前半は相手のロングボールを使ったカウンターに押され気味だったが、後半開始からピッチに立ったMF三笘が躍動した。同35分に得意のドリブルで左サイドを突破して中央へクロスを送ると、MF家長が落ち着いて合わせた。「薫(三笘)がいつもお膳立てしてくれる。いいポジションをとったら、いいパスが来た」と家長。流れを変えられる三笘は、欠かせない存在になっている。

豪雨でキックオフが30分遅れる中、待ち続けた観客を沸かせたのは三笘だった。後半5分にはドリブルでDF2人をかわして見せ場をつくり、同18分にはDF車屋のスルーパスを引き出すなど、前半にはなかった連携で攻撃を活性化した。MF田中は「今日みたいに内容が悪くても勝ち点3を取ることを目指している」と言った。無傷の開幕5連勝で、首位を譲る気配はない。