J2ジュビロ磐田が、「守備最優先」の戦いで2試合ぶりの勝利をつかむ。4月4日のアウェー岡山戦(Cスタ、午後1時)に備え、30日は磐田市内で調整した。

チームは開幕5試合で2勝3敗。リーグワースト2位の11失点を喫しており、守備の修正が急務だ。

この日は狭いエリアでの実戦形式を行った。球際での攻防と切り替えの速さを強調したメニューを消化。守備意識を高めて次戦に臨む。MF松本昌也(26)は「まず失点しないことが大事。逆に先制すれば、自分たちの試合ができるはず」と話し、守備に重きを置いて戦う。

特に開始15分以内の失点は今季だけで3度ある。立ち上がりの不安定さが成績に直結している。MF大森晃太郎(28)も「メンタル面も含めて、試合の入りを集中したい。攻撃は90分間で点を取れる自信はある」と力を込めた。次戦は浮上へのきっかけをつかむための大事な一戦。守備を立て直し、敵地で勝ち点3をもぎ取る。【神谷亮磨】