ヴィッセル神戸FW古橋亨梧(26)が「覚醒の時」を迎えようとしている。ベカルタ仙台戦で1得点1アシストの活躍。今季初の連勝に導いた。

前半15分に先制ゴール。直後の21分にDF菊池の2点目をアシストした。「(先制ゴールは)持ち味を出せた。正直、外れたかなと思ったが、いい感じでカーブがかかった」。今季4点目。チーム内で堂々のエースの風格が漂ってきた。

招集された日本代表のW杯アジア2次予選モンゴル戦(3月30日)で代表初ゴールを含む2得点を決めた。その試合から中3日と厳しい日程にも「帰ってから結果を残さないといけないと思っていた。結果を残せてよかった」。日の丸を背負ったからには、チームでも結果を出さなければいけない。そんな自覚を示す。

三浦淳寛監督(46)も成長を認めた。「正直な気持ち、代表に行く前よりよくなって帰ってきた。リーダーシップが芽生えている。たくましくなって帰ってきてくれた」と言う。その古橋は「まだまだできると思うので満足していない」。神戸に移籍後、得点数は5→10→12と右肩上がり。ストライカーとしてチーム内で、そして日本代表で、輝きを増していきそうだ。