昨季準優勝の柏レイソルは、ロスタイムに2発を浴び浦和レッズと引き分けたが、1次リーグ突破の可能性は残した。

柏はJリーグに参加した95年から、「柏餅」が主役になる5月5日のこどもの日にホームで勝利を飾ったことがなかった。この日は、前半を0-1で折り返すと、後半からは新ブラジル人助っ人のFWアンジェロッティの2発とDF古賀太陽の得点で突き放し、勝利が目前だった。

だが、ロスタイムの悪夢で勝ち点3を逃してしまった。

柏は17歳のDF田中隼人、18歳のDF大嶽拓馬、19歳のFW細谷真大ら若手を先発起用した。MFドッジ、DFエメルソン・サントスら新外国人助っ人も先発し、ネルシーニョ監督は「結果だけを見ると残念だが、今日のゲームでは、失ったものより得たものが多い。出場機会に恵まれなかった選手が、しっかりこちらの要求に応えてくれた。勝てた試合を引き分けに持ち込まれたことは満足はしていないが、戦いを進める上でチームとしての底上げにつながる試合だったと見ている」と総括した。

前半ロスタイムに投入されたアンジェロッティが2得点を挙げ、指揮官の起用に応えた。指揮官は、今後もアンジェロッティをセンターFWで起用するプランを明かし「彼が入ってから、前線でボールを引き出しためをつくったり、連係もよく見られたと思う。彼はアタッカーで点を取れる。彼のトップの位置での活躍を期待したい」と評価していた。【岩田千代巳】

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