北海道コンサドーレ札幌FWアンデルソン・ロペス(27)がライバルの目の前でゴールを生み出す。

15日は札幌・宮の沢で、16日アウェー川崎フロンターレ戦(等々力)に向けた前日練習で調整。現在、11得点はリーグ得点ランキング単独首位で、1点差の2位が川崎F・FWレアンドロ・ダミアン(31)だ。同じブラジル人ストライカーとの“直接対決”に「いい内容で自分たちのサッカーをして、まずは勝つこと。その中で点を取って勝てたらいい」と思い描いた。

ダミアンとはSNS上で互いにコメントをする間柄。「僕自身も好調を維持できているし、ダミアンも好調」と対戦を心待ちにする。J1通算100試合目の出場となった前節9日徳島ヴォルティス戦(2○1)では2発を決め、Jリーグでのシーズン自己最多を更新した。さらに記録を伸ばすべく、強敵相手でも「決めたいと思う。そのための準備はしっかり出来ている」。昨季2-0で完封勝利したアウェー川崎F戦で1点目を決めており、自信を持つ。

相手のJ1新記録となる22試合連続無敗の阻止へ、札幌も気合が入る。札幌にとっては今季初の連勝を狙う一戦で、ロペスは「我々のサッカーをしっかり示すことができれば勝てる。フロンターレ相手でも連勝していきたい」。首位独走中の昨季J1覇者を撃破し、順位浮上へ大きな弾みとなる勝ち点3を奪い取る。【保坂果那】

 

○…ミハイロ・ペトロビッチ監督は川崎フロンターレ戦へ、入念な準備で勝利を目指す。

練習後はボードを使用してDF福森らと作戦会議を行い、戦術を確認してから敵地へ移動した。連戦が明け、7週間ぶりに試合まで中6日の練習期間を設けられた。「選手たちはしっかり回復させ、オフ(ボールを持たない時)の動きの質、タイミング、ダイレクトのコンビネーションを今週練習の中でトレーニングしてきた。チームの状態は決して悪くない」と話していた。