清水エスパルスユースは1-3で青森山田に敗れ、今季初黒星を喫した。

開幕から全勝同士の「首位攻防戦」で今季最多の3失点。1点を追う後半10分にFW千葉寛汰(3年)の左足ボレーで一時は同点としたが、立て続けに失点した。シュート数も3-16。岩下潤監督(48)は「完敗ですね。この負けをしっかりと受け止めなければいけない」と悔しさをにじませた。

相手のロングボール主体の攻撃に押し込まれ、終始自陣でのプレーを強いられた。後半は自陣からのパスワークで押し返すも、ゴール前での精彩を欠いた。指揮官は「ゴールを奪うための組み立てができなかった。その点では目的を達成できていない」。今後、リーグ戦は約1カ月間の中断期間となる。千葉は「悔しさを忘れずにやらなければいけない。次は絶対に倒せるように成長していきたい」と雪辱を誓った。【神谷亮磨】