J2アルビレックス新潟のMF本間至恩(20)が勝負を決めるワンプレーにこだわる。

26日は聖籠町で約2時間、パス回しやミニゲームで調整した。今季4得点4アシストのドリブラーは好調をアピール。細かいステップと深い切り返しで、対峙(たいじ)する相手を次々とかわし、シュートを流し込んだ。30日はホームで勝ち点33で並ぶ3位FC琉球との対決が待つ。「自分の役割はハッキリしている。オフ・ザ・ボールの質を上げ、チャンスをしっかり生かしたい」。

チームは開幕から13戦無敗のスタートダッシュで首位を走った。だが9日に松本山雅FCとスコアレスで引き分けた後、16日FC町田ゼルビア戦(1●2)、23日京都サンガF.C.戦(0●1)で2連敗を喫し、順位を2位に下げた。京都戦では17本のシュートを放ちながら無得点。自らも前半終了間際に中央突破からミドルシュートを放ったが「コースが甘かった。練習からもっとギリギリを狙わないと」と課題を挙げる。

チームは3試合勝利から遠ざかるだけにホームでの白星で悪い流れを断ち切りたい。「いいサッカーをしても勝たなければ意味がないし、3連敗は許されない。どんな形でもゴールを決め、勝利したい」と力を込めた。【小林忠】