名古屋グランパスが、鹿島アントラーズを2-0で下し、2戦合計4-0で10年ぶりの準決勝進出を決めた。

第1戦を2-0で勝利している名古屋は前半22分、FW柿谷が負傷し一時的に10人になっている状況で、MFマテウスが最終ラインからのロングボールに抜け出し右サイドを突破。マイナスクロスを送ると、MF稲垣がミドルシュートを決め先制した。後半にもFWシュヴィルツォクが追加点。守っても2戦連続で攻めてくる鹿島を抑えた。

フィッカデンティ監督は「こちらもどんどん攻めていこうと入った。ずっと見応えのある試合だったと思う。その中で決めるところを決められた」と試合を総括し「クラブとして10年ぶりの準決勝に行き、相手が鹿島。非常にクラブにとって価値がある。鹿島に2試合こういうゲームができたのは、2倍、3倍の喜びを感じられるかなと思っている」と手ごたえを口にした。得意のミドルで先制点を決めた稲垣は、鹿島相手の連勝に「自分たちらしく勝てているし、しっかり狙いの形を持ちながら点を取れている。大きな自信になる」と振り返った。