ホームでの第1戦を3-1で勝っていた名古屋グランパスが、一時は逆転を許しながらも、MF稲垣祥の殊勲弾で決勝進出を決めた。

前半15分、連覇を目指す東京が先制点。右からのショートコーナーを受けたMF高萩がクロスを送り、FWアダイウトンが頭で合わせた。

さらに後半10分に東京が追加点を奪う。右サイドを突破したFWディエゴ・オリヴェイラの折り返しにFW永井が合わせたシュートは防がれたものの、こぼれ球に高萩が反応。右足でゴールに流し込んだ。

これで2戦合計3-3ながら、アウェーゴール差で形勢は逆転。ホームの東京に流れが傾きかけた後半34分だった。名古屋はDF吉田の左クロスから、ゴール前で混戦に。FWシュヴィルツォクのシュートを東京GK波多野が止めるなどゴールラインぎりぎりの攻防が続き、最後は稲垣がルーズボールに対してポストにぶつかりながら頭を合わせ、ゴールに押し込んだ。

終盤は東京が大きく押し込んだが最後までスコアは動かず、名古屋が決勝進出を決めた。