J2ジュビロ磐田DF森岡陸(22)が14試合ぶりのリーグ戦出場へ意欲を示した。23日のホーム愛媛戦(エコパ、午後3時)に備え、19日は磐田市内で調整した。

森岡は8月に右足首の手術を行い、約2カ月間長期離脱。一時は3バックの一角としてレギュラーをつかんでいたが、ケガで戦列を離れた。今月上旬に全体練習に復帰すると、前節栃木戦で約3カ月半ぶりにメンバー入り。出場はなかったものの「ベンチに入れたことはよかった」と声を弾ませた。

先週末の練習試合では3バックの中央でプレー。責任あるポジションで出場したことが自信にもつながっている。これまでは3バックの右サイドが主戦場。森岡は「真ん中では自分がラインを統率しなければいけない。そこでプレーできたことは収穫だった」。離脱中は客観的に試合を分析。「攻撃のクオリティーは間違いなく上がってきていると思う。失点ゼロに抑えれば勝ち続けられる」と力を込めた。

長期離脱を経験したことで試合出場への思いも強くなった。森岡は「試合に出たら失点ゼロに抑えたい」。今季も残り8試合。スタメン再奪取に燃える大卒ルーキーは練習から猛アピールし、チームをさらに活気づける。【神谷亮磨】