横浜F・マリノスはガンバ大阪に1チャンスを決められ0-1で競り負け、優勝を逃した。横浜は19年の優勝シーズンは34試合で勝ち点が70で、今年は優勝年を上回る勝ち点72(34試合時点)を積み上げたが、頂点に届かなかった。一時は川崎Fに勝ち点差1まで迫るも、DF畠中の負傷もあり逆に差を広げられ、MF扇原貴宏は(30)は「川崎は優勝にふさわしい。けが人、移籍で抜けても戦力が変わらず、勝ち点を積み重ねていった。一方で自分たちはちょっとしたことで勝ちにつなげられなかったことが多々あった。自分たちの力が足りなかった」と悔しさを口にした。扇原の一問一答は以下の通り。

-川崎の優勝が決まった

扇原 自分たちでチャンスを潰してしまったということなので悔しい。自分たちは勝ち続けるしかチャンスが残っていなかった。自分たちが負けて優勝が決まったのは情けない。まだまだ自分たちの力が足りなかったと思います。

-勝ち点差1までいったが鹿島戦から負けが混み始めた。何か違いは?

扇原 サッカーは細かいところで勝ち負けが決まってしまうスポーツ。変えたことはないしやり続けることは一緒。まだまだ自分たちの力が足りなかっただけ。

-マリノスらしいサッカーができたが後半頭はオープンになった。意識の変化は

扇原 特に変わらずやってましたが、相手がシンプルに蹴ってくる分、ちょっと間延びさせられたかなと。そこでのプレスバックだったり、前戦との距離が離れてセカンドボールが拾えなかったのが後半だった。

-畠中選手が抜けた後に、いい流れとは違う。ピッチで感じていたこと

扇原 個人どうこうじゃなくて、チームとしての力の無さ。川崎は優勝にふさわしい。けが人、移籍で抜けても戦力が変わらず、勝ち点を積み重ねていった、一方で自分たちはちょっとしたことで勝ちにつなげられなかったことが多々あった。個人どうこうよりマリノスとしての力不足。そこは自分たち自身、惜しかったですませてはいけない。しっかり個人個人が高い意識を持ってやる必要がある。

-川崎と日程も違う中でこれだけの差をつけられた。優勝するために伸ばすところは

扇原 90分間、自分たちのサッカーが出来る試合は数多くあるわけではない。自分たちの時間帯でないときに、どれだけ落ち着いて慌てないで自分たちのペースに持って行けるか。ゲームコントロール、試合運びがまだまだ未熟な部分がチームとしてある。そこの柔軟さをつけていければいいのかなと思います。