決勝は名門対決となった。藤枝東は3-1で聖隷クリストファーを退け、6年ぶり優勝に王手をかけた。今夏、DFからFWにコンバートされた藤井斎(いつき、3年)がハットトリックの活躍で勝利に導いた。静岡学園との決勝は13日、袋井・エコパスタジアムで行われる。

藤枝東の藤井が大仕事をやってのけた。前半20分、左クロスを頭で合わせ、先制点。「得意な形だった」と、183センチの長身を生かした1発で勢いに乗った。同31分には左足で追加点。1点リードの後半3分には右足の強烈ミドルを突き刺した。頭と左右の足で公式戦初のハットトリックを達成し「自信になった」と声を弾ませた。

昨年はセンターバックの主力として出場。今年8月にFWに抜てきされた。「ディフェンスをやっていたので、相手が嫌がることは分かっている」。この日は屈強な体格を生かし、前線で起点をつくった。課題のシュート精度も「力を抜いてミートさせることを意識している」。自身3点目は、練習の成果が結実したゴールだった。6年ぶりの全国出場が懸かる決勝も「点を取って勝ちたい」。守備の要からエースとなった藤井がふじ色軍団を引っ張る。【神谷亮磨】