24年パリ・オリンピック(五輪)の星が、青森山田を“高校サッカー界のキング”に導いた。
U-22(22歳以下)日本代表で東京加入が内定しているMF松木玖生(くりゅう、3年)は3戦連発。記念すべき100回大会で大津(熊本)を4-0で下し、18年度以来3度目の優勝を飾った。
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青森山田MF松木は何がすごいのか? アテネ五輪日本代表DFの那須大亮氏(40)は、自身のYouTubeチャンネルの企画で同校に“体験入部”するなど、そのすごさを肌で感じてきた。「中田英寿さん、本田圭佑選手をやわらかくした感じ」と、レジェンドの名を挙げて、松木の“すごさ”を語った。
まず言及したのは、目標から逆算した意思決定のあり方。高校年代では目の前のことに必死な選手が多い中、松木は「今のパフォーマンスやレベル(の改善)じゃなくて、(目指す)未来にどうたどり着くかを考えて行動している」という。印象に残っているのは、当時2年生の松木が先輩に「やれよ!」と強い言葉で要求した姿。「敬語を使うことで勝てるわけじゃないと、僕は年を重ねて分かった。その年代からアクションを起こせていたことにすごみを感じた」と話す。
メンタリティーも松木の強みだ。那須氏いわく、高いレベルでプレーするには「劣勢に立たされたとき、いかにポジティブに変換して次につなげるか」が重要だという。「彼にはそれが備わっている。僕のプロ初年度とは雲泥の差があって、期待しかないですね」と笑った。



