ノースアジア大明桜(秋田1位)が八戸学院野辺地西(青森2位)を2-0で下し、新チーム初の公式戦を白星で飾った。背番号11のFW藤山成弥(2年)が2ゴールの活躍。後半2分に左足で、後半ロスタイムには利き足とは逆の右足でゴールネットを揺らした。
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背番号11がゴール前で、存在感を見せつけた。後半2分。左からのパスに藤山が左足で先制ゴールをもぎ取った。試合終了間際には利き足とは逆の右足を振り抜きダメ押し弾。前半は右サイド、後半は左サイドで出場して得点。「攻撃面だったら自分は、どこでもできると思っている。準備していた結果がゴールにつながった」と頼もしく胸を張った。
強固な絆がある。2点目をアシストしてくれたFW佐藤拓海(2年)とはベガルタ仙台ユース時代からのチームメートだ。お互いのことは知り尽くしている。藤山は「一緒にプレーして5年目になるので信頼関係はあります」と言い切る。
今冬の全国選手権はあと1歩のところで出場はできなかった。決勝で秋田商に1-1(9PK10)と激闘の果てに惜敗。藤山は後半に途中出場も得点を挙げることができず、悔しさだけが残った。「点を取ることを期待してもらったのに、取ることができなかった」と振り返る。新チーム始動から1本のシュートにより一層こだわりを持つようになった。「シュートを外したら『なんで外れたのか』。最終学年になって考えるようになった。練習の成果が少しは出て、(2ゴール)挙げることができた」と努力は裏切らなかった。
亡き師匠の魂を受け継ぐ。就任5年目の原美彦監督(49)は99年から07年まで今月7日に亡くなった小嶺忠敏さん(享年76)が率いる国見高(長崎)でコーチを務め、神戸、名古屋などJクラブ下部組織でも指導実績がある。原監督は「私の経験してきたことを子どもたちには、伝えていきたい。色付けは足りてないですけど、個はあるのでこれからが楽しみです」。今季から参入するプリンスリーグ東北残留、全国高校総体と全国選手権出場の「3大目標」を掲げ、22年をスタートさせた。【佐藤究】



