JFLのホンダFCが2-1でJ3藤枝MYFCに逆転勝ちした。開始早々に先制されるも、終始ボールを支配しながら反撃。1-1で迎えた後半9分にFW崎山誉斗(たかと、23)が勝ち越し点を挙げた。加入2年目の若手がスタメン定着に向けてアピールした。

こだわっていた結果を残した。崎山は後半から出場。同9分に味方とのコンビネーションで中央を崩し、右足で決勝点を奪った。「FWなのでゴールを取ることを意識した」。今季初実戦となった12日の静岡産大との練習試合でも2得点。2戦3発と好調を維持しており「目標は試合に出て、結果でチームに貢献したい」と抱負を口にした。

ルーキーイヤーとなった昨季は、左ひざのケガで不本意なシーズンを送った。リーグ戦の出場は10試合で無得点。ケガは「もう大丈夫」と完全復活を強調した。最大の持ち味は、相手の背後を突く動きだし。来月13日の開幕戦(対ティアモ枚方、都田)に向け、課題のポジショニングとポストプレーに磨きをかける。

チームの目標は3季ぶりのリーグ優勝と、Jリーグ勢連破による天皇杯初優勝。崎山は「リーグ王座を奪還したい。そのために自分のプレーを最大限出していく」と意気込んだ。【神谷亮磨】

◆崎山誉斗(さきやま・たかと)1998年(平10)7月18日、沖縄県生まれ。米子北高(鳥取)、福山大(広島)を経て、昨年にホンダFC入団。170センチ、69キロ。