J1ジュビロ磐田FW大津祐樹(31)が「親友」とのマッチアップを心待ちにした。19日のアウェー浦和レッズ戦(埼玉)に向け、16日は磐田市内で調整した。

約2時間の全体練習後には居残りでシュート練習を敢行。鋭い弾道でネットを揺らし、好調ぶりをアピールした。対する浦和の日本代表DF酒井宏樹(31)とは2009年から柏で3年間、一緒にプレー。12年ロンドン五輪日本代表のチームメートでもあり、「仲がいいので、すごくワクワクしている」と胸を躍らせた。

ピッチ外でも親交が深い。2人は19年9月に共同で会社を設立した。「Football Assist」というプロジェクトを立ち上げ、主に大学サッカー部を支援する活動や、eスポーツイベントなどを開催。会社では大津が社長を務め、酒井が取締役として運営に携わっている。プロ入り後、敵同士で対戦するのは今回が初めてだという。大津は「負けたくない。自分の実力がどこまで通用するか楽しみ」と真っ向勝負を熱望した。

今季は5日の京都戦で1得点を挙げ、初勝利に貢献。「コンディションはいい」と自信を見せる。対峙(たいじ)する酒井との勝負も制して、2試合ぶりの白星を呼び込む。【神谷亮磨】

○…磐田GK三浦龍輝(29)が、リーグ戦での初完封を誓った。今季は開幕からフル出場しているが、チームは4試合連続で失点中。前節G大阪戦は1点リードの後半43分に同点ゴールを許し、悔しいドローに終わった。GKアレクセイ・コシェレフ(28)が先発した15日のルヴァン杯東京戦は無失点。ライバルのプレーにも刺激を受けた三浦は「結果を残さなければ生き残れない。ゼロで勝ちたい」と意気込んだ。