C大阪が1-0で神戸を下し、敵地で恩返しの白星を飾った。この試合が神戸での初陣となったミゲル・アンヘル・ロティーナ新監督(64)は、2年前まではC大阪の指揮官。当時コーチだった小菊昭雄監督(46)や選手が成長を示し、初の師弟対決で今季初完封も演じた。通算3勝3分け2敗で6位に浮上。3連敗の神戸は開幕10戦未勝利(4分け6敗)でクラブワーストをまたも更新した。

【詳細スコア】神戸-C大阪

ロティーナ新監督の初陣を飾れず、17位神戸は3連敗となった。前半だけで交代したMFイニエスタについて、指揮官は「感覚がよくなく疲れを感じたということで、本人から交代を申し出た」と説明。1点を追う後半は敵陣で攻め続けたが、終了間際のDF菊池のヘッドもゴールポストに嫌われた。

開幕10試合未勝利でクラブワーストを更新し続けるが、スペイン人監督は「質の高い選手がそろっており、必ず改善できる。まだ時間はある」と不安を打ち消す。これでJ1を一時中断し、16日初戦のACL1次リーグ開催地のタイへ向かう。イニエスタは低迷を謝罪した上で「サッカーも人生にもチャンスは常にある」と名誉挽回を誓った。