県勢2チームは1次リーグで敗退した。J1清水エスパルスは2-1でサンフレッチェ広島を下したが、B組2位以内に入れず、来月のプレーオフステージに進めなかった。D組のJ1ジュビロ磐田は0-1で湘南ベルマーレに敗れ、3勝目を挙げられず、逆転での1次リーグ突破を逃した。

磐田が、勝ち点3だけを目指してアウェー湘南戦に挑んだ。勝てば、1次リーグ突破が決まる一戦。伊藤彰監督(49)は、14日のリーグ東京戦(2○1)から先発11人全員を変更した。「勝ち点3をどう取るかという試合。最初からアグレッシブにいかなければいけない」と、フレッシュな選手を送り込んだ。

しかし、立ち上がりから押し込まれる展開が続いた。同36分にはポスト直撃のシュートを浴びるなど、ゴールを脅かされた。守備陣の踏ん張りで失点は回避したが、苦戦を強いられたまま前半を折り返した。

後半に入ると、さらに劣勢に立たされた。同9分。サイドを突破されると、クロスから豪快なボレーを決められて先制を許した。「2得点」が条件となった指揮官は、同16分にFWファビアン・ゴンザレス(29)、FW杉本健勇(29)、FW古川陽介(18)の3人を同時に投入。攻撃の活性化を促した。

同18分には、そのゴンザレスが右足ミドルでゴールに迫るなど、何度か好機はつくった。だが、劇的に流れは変わらない。その後は、決定的な場面を演出できずに試合終了。1次リーグ敗退が決まった。