3月に右膝内側半月板損傷の手術を受けたガンバ大阪の元日本代表GK東口順昭(36)が、最短で中断期間明けの18日、J1リーグ戦の横浜Fマリノス戦(パナスタ)で今季初出場することになった。

東口は今季開幕前に右膝を負傷し、J1開幕戦から欠場した。109試合連続フルタイム出場で記録がストップ。保存治療を試みたものの、3月に手術し、5月下旬にチームの全体練習に合流したばかり。

この日の公開練習後、取材に応じた守護神は「やっとシーズンが始まったという感じ。ここからしっかり上げていきたい」と意気込んだ。メスを入れた右膝は「元の膝ではないが、やっていくうちに不安は消えていく」と話した。

自身が欠場を続けた今季はJ1で、ここまで4勝5分け6敗の13位に低迷。FW宇佐美ら他にも大けがの選手が出て、コロナ禍もあって波に乗れないでいる。

片野坂知宏監督(51)は、今後の練習試合で東口を起用する方向だといい、「どういう状況か見極めたい。横浜戦にいけるのか、(実戦の場を)有効に使いたい」と説明した。

東口が不在中は、GKは主に一森が務めていたが、右手の指の関節脱臼骨折などで現在は離脱中。正守護神が戻ってくれば、片野坂ガンバにとっては大きな後半戦のスタートになる。