鹿島アントラーズのバイラー監督(48)が28日、オンライン取材に応じ、首位の横浜F・マリノス戦(30日、日産スタジアム)へ、相手のホームで土をつける強い思いを口にした。

今季の横浜はホームで8試合を戦い7勝1分けでホームで負け知らず。バイラー監督は「大事な試合になる。タフな試合になるのは予想できている。マリノスは今季、ホームで負けていないが、それを覆すため強い気持ちで挑みたい」と話した。

東アジアE-1選手権の開催で、2週間の準備期間があった。だが、全国的にまん延する新型コロナウイルスの影響を受け、中断期間中に選手7人、スタッフ1人が新型コロナウイルスの検査で陽性診断を受けた。

全員そろっての練習はできなかったが、指揮官は「言い訳はしたくない」とし「全員がそろっていないきつい状況で、直前に戻ってくる選手もいる。ベストな状況の準備ではなかったが、準備はできていると思います」と限られた中でも最善の準備をしてきたことを強調。首位横浜との勝ち点差は5。負ければ優勝が遠のくだけに、チーム一丸で立ち向かう覚悟だ。