先月21日に32歳の若さで急逝したサッカー元日本代表FW工藤壮人さんのインスタグラムが21日、妻によって更新された。

「工藤壮人を応援してくださったすべての皆さまへ」という書き出しで、ファンや関係者に向けて亡き夫への思いと感謝の言葉をつづった。

「先月10月21日に主人がこの世を離れてから、今日でちょうど1ヶ月が経ちました。あまりに突然の出来事で、私たち家族もいまだに気持ちの整理がついておりません。今でも毎日お昼過ぎに練習から帰ってきて、ただいま!と、あのくしゃくしゃの笑顔を見せてくれる気がしてなりません」と心境をつづった。

今回のメッセージを出すことに至ったのは「私や娘、親族がやり場のない悲しみにくれるなか、Instagramへのコメント、Twitter、スタジアムでの横断幕や応援を通して、本当にたくさんの愛のこもったお言葉や力強いメッセージに触れ、折れそうな心を何度も支えていただきました。今日までサポートしてくださった皆さまにどうしても感謝の気持ちを伝えたいと思い、こちらに投稿させていただくことにしました」と続けた。

愛する娘やサッカー人生を志半ばで絶たれた悔しさをにじませながら、「また、どこのチームへ行っても最高のチームメイトやスタッフ、家族のように接してくださった方々との出会いがあり、国内国外問わず、その土地土地の素晴らしさを感じながら生活することができました。人との出会いに恵まれる才能は人一倍で、とても実りのある人生を送れていたことを幸せに思います」とした。

そして「最後になりましたが、長年にわたり温かく応援してくださった皆さまへ、工藤壮人に代わり御礼申し上げます。本当にありがとうございました」と感謝し「工藤壮人の関わったチームの益々の躍進、サッカー界の更なる発展、そして、これからカタールW杯に臨む日本代表チームの健闘を祈っています」と締めくくった。