J1アルビレックス新潟は2日間のオフ明けの22日、敵地での第2節サンフレッチェ広島戦(26日、エディオン)に向けて練習を再開させた。雪が残るピッチは気温3度と冷え込んだが、高知1次キャンプ終盤の8日に合流したFWグスタボ・ネスカウ(22)は寒さを吹き飛ばすほどのハッスルプレーを見せた。19日の新潟医療福祉大との練習試合では1得点をマーク。開幕戦はベンチ外だったが、空中戦や対人の強さ、決定力を武器にJデビューへ、猛烈アピールする。
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ブラジル出身のネスカウにとって雪の中での練習は人生初。「めっちゃ寒い。寒さに慣れるまでガンバリマス」と苦笑いも、この日の最後に行われたミニゲームでは対人の強さを生かしたボールキープでチャンスをつくり出し、居残り練習では鋭いシュートを何本も打ち込んだ。早くもチームになじむ助っ人は「みんなと一緒にいるのが楽しいし、一番好きなスポーツができてうれしい」とにこやかにうなずく。
チームに合流して約2週間。19日に行われた新潟医療福祉大との練習試合では後半28分に左CKを頭で合わせ、“来日初ゴール”をガッツポーズで喜んだ。攻撃の起点となるポストプレーやドリブルにも「チームとして、やりたいことも理解してきている」と手応えをつかんでいる。
6季ぶり「J1生活」をスタートさせた新潟は開幕のC大阪戦(18日)は終盤で2-2に追いつき、敵地で勝ち点1をもぎ取った。「チームはクオリティーが高い。いいパスが来ると思うのでゴールを取るイメージは出来ている」とJ初ゴールをイメージする。来月にはアイラ夫人(22)と娘のマヌエラちゃん(1歳3カ月)が来日予定。「楽しみ。早く試合に出たいし、ゴールを決めたい」。
大の甘党でココアパウダーを牛乳に溶かさずに食べていた。そのためブラジルで販売されるココアパウダーの商品名「ネスカウ」がそのまま呼び名になったという。「よかったらお裾分けするよ」と人懐っこく笑う助っ人は「監督が決めることだが、試合に出る準備はできている」と身長189センチの大型FWはその時を心待ちにしている。【小林忠】
■総出で雪かき
聖籠町にあるクラブハウス隣接ピッチは全面が雪で覆われていたが、練習開始までにピッチの一面を新潟医療福祉大と新潟U-18の選手、スタッフとトップチームスタッフらが総出で雪かきを行った。1時間遅れで練習を開始できた松橋力蔵監督(54)は「人力で1時間ほどで作業を終わらせてくれた。本当にありがたい」と感謝していた。



