パリ五輪世代の柏レイソルのエースが、日本代表監督の前で結果を出した。

21歳のFW細谷真大が、東京戦にフル出場し、開幕のG大阪戦に続き2戦連発。得意の裏への抜け出しから右足で仕留めた。試合は1-1で引き分け、チームは昨年8月からクラブワーストタイの12戦未勝利(7分け5敗)だが、若きエースがチームに勝ち点をもたらしている。

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細谷が代表監督の前で一発回答だ。前半25分。MFのMサヴィオのスルーパスに抜け出すと、ペナルティーエリア右から右足を振り抜いた。ボールは名手の東京GKスウォビィクのまたを抜け、ネットに吸い込まれた。「ゴール前の動き出しは意識してやっている。狙い通り。結果につながってよかった」。森保監督が視察に来ていることは知っていた。御前弾にも「結果ではアピールできたけど、ゲーム全体の内容は改善点がある。高めていかないと」と気を引き締めた。

得点後は、ユニホームの胸のエンブレムを握り締めた。昨年10月に32歳で死去した柏の先輩、工藤壮人さんと同じ得点パフォーマンス。工藤さんと同じ背番号「19」を背負う男は「超えたいところもある。意識する部分はありました」と明かした。

シュート数は柏が3本、東京が15本。苦しい展開で、細谷が少ないチャンスをものにし、チームに勝ち点をもたらした。森保監督から「攻撃をけん引する意味でも存在感があった」と評価された若武者は、「毎試合ゴールするつもりで頑張りたい」と、しっかり自覚を口にした。

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