アビスパ福岡は、先制及ばず力負けした。

FW山岸祐也(29)の独り相撲だった。前半30分、MF紺野和也(25)の正確な右クロスに頭で合わせて、2戦連発となる今季チームトップ6点目で先制した。

だが、1-1の後半27分、クロスボールの競り合いから自分の頭に当てて、痛恨のオウンゴールを献上した。

長谷部茂利監督(52)が「後半の入りの失点で、相手に勢いを持たれた。攻守にほとんどうまくいかなかった」と嘆く痛恨の失点だった。

これで、昨季ルヴァン杯準決勝2戦、リーグ2戦の4戦未勝利(1分け3敗)だった相手の分厚い壁に跳ね返されて、またしても完敗。前半は善戦も、後半のシステム変更や、選手入れ替えで攻守に活性化した相手の勢いに歯が立たなかった。